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出会

虎視眈々とプロの台を横取りする、そんな事ばかり考えていた高校時代。

ついにその日が訪れた…

前日のオヤジの行動を監視し、いよいよ明日!作戦を決行する事に決めて眠りについた夜は、

中々寝付けなかった。パチンコを打った時に感じる高揚感?それとも何か違うものを感じて

居たのか?今では知る由も有りませんが、気分はまるで遠足に行く前日の小学生の様な感じでした。


日が変わり、いつもの様にオヤジが並んでいる入口の反対側に陣取り開店を待つ私。

当然、開店と同時に全速力で台に向かうつもり…胸の高まりは最高潮!軍艦マーチの合図

と共に開店と同時に店内に飛び込む様は、運動会の徒競走のスタート前の雰囲気と同じ。

そして開店!!全速力でオヤジの狙っている台に向かって店内を駆け抜けた。オヤジは

一瞬ムッとした顔を見せるが他の台を確保し着座・・・その後オヤジはニッコリ微笑み

私に近寄って来た。当時、血気盛んだった私は来るなら来い!!の精神で少しビビリ

ながら笑顔で迫り来る人物に威嚇した態度を取っていた。今、考えればただ恥ずかしいばかりだ。


『兄ちゃんその台は今日あかんで!!』

『それ打つのやったらこれ打ち・・・』 

『なんでやねん!!これが打ちたいねん』

『それは締まってるで~♪』


私は素直にオヤジの言う台に着座しぱちんこ開始。此処が人生初のパチプロとの出会い

と会話になった。この場面は18年以上たった今でも鮮明に記憶している 


『兄ちゃん・・・その打ち方やったら駄目やで~』

『この台は大当りした時と通常時では打ち方変えな駄目や!!』

『兄ちゃんの打ち方はこの釘では●×△△・・身◎◎弐??何たらかんたら~』


今思い出せば、この当時私に何を言って居たのかは想像が付くが、当時の私には意味不明

の言葉でしか無かった。私はオヤジに言われるがままプレイ打ち方まで教えて頂き、

その日は無事終了を迎える事が出来た。オヤジはまだ終了して居なかったと思うが、

一緒に交換し私に再び近寄ってきた。


『兄ちゃん♪どや?面白かったかぁ~♪』


私はただただ恐縮するばかり、朝の台の横取りと傍若無人な態度を素直に詫びる。

もしも願いが叶うなら、もう一度この方にお会いして心の底から謝りたい。今考えれば

この方との出会いが無ければ、今此処で日記を書いてる事も無かっただろうから…


『兄ちゃん♪パチンコ好きなんやなぁ~どや?色々と教えたろかぁ~?』



その後のやり取りは記憶が曖昧だが一緒に昼ご飯を食べに行ったと思う。それから暫くは

オヤジの付き人見たいに、学校が終わったら店に行きオヤジの講習を受けなが小遣い稼ぎ

をする楽しい日々が続いた。

ロボスキー

私はこの頃、羽根物以外打つことは無かったが、金が入るに連れて次第に他のコーナーや

スロットにも興味を注ぎ出し折角稼いだ小遣いも、他のコーナーで散財する繰り返しの

日々を送っていた。そんなある日衝撃の出来事が起こる。

この当時印象に残った3機種

●弁慶・スロットナイアガラ・レーザースペーシー


【続く】

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